久々に
一つ目というと、つまり俺たちから考えれば片目が無いわけです。
イッポンダタラとか一目蓮さまとかに見受けられるように、鍛冶のイメージを多く持つようですが、さて一つ目小僧ってメジャーに見えて、いったいなんなのよ?
鍛冶の神が一つ目なのは、炉の火を見つめて目を悪くするからだそうで。
昔々の金属加工技術ってのはそりゃ秘中の秘、加治屋さんなんて仙人みたいなもんだった時期もあったのでしょう。ってか最初期は渡来人だろうから、稀人神か。
遠野物語に軽く出てくる「一つ目の神」さまが風を操るのも、鍛冶の影響ではないかと思ったり。ふいごとか。ってか俺の中ではあの神様は一目蓮さまなわけですが。
鍛冶と言うのは「地」中の金属を「風」で制御した「火」でもって精錬し「水」で冷やす四大の賜物。褒めて称えてしかるべし。
さて柳田センセのおっしゃるには、妖怪とはかつての神や神話の目立つ部分のみがピックアップされて出来た存在とのこと(零落した神、という表現をなされた)だ。
一つ目小僧とかいう存在も、そういうものではないかと考えていくと
金属製品が世に溢れ、その加工技術が珍しいもの、貴重なものではなくなったという証かもしれないが、それはそれで危険なことですね。色々な意味で。
一つ目の妖怪が神性を取り戻すときというのは、何らかの事情でこの世界から金属加工の技術が衰退したということだろうから。
唐傘小僧の一つ目は、傘に空いた大穴であろうから、あれを一つ目妖怪とは認識しない。
そういえばフンババも一つ目で、口から炎を吐いたのでしたっけ? 森に住む金属加工技術者集団だったのかもしれませんな。
一つ目というと、つまり俺たちから考えれば片目が無いわけです。
イッポンダタラとか一目蓮さまとかに見受けられるように、鍛冶のイメージを多く持つようですが、さて一つ目小僧ってメジャーに見えて、いったいなんなのよ?
鍛冶の神が一つ目なのは、炉の火を見つめて目を悪くするからだそうで。
昔々の金属加工技術ってのはそりゃ秘中の秘、加治屋さんなんて仙人みたいなもんだった時期もあったのでしょう。ってか最初期は渡来人だろうから、稀人神か。
遠野物語に軽く出てくる「一つ目の神」さまが風を操るのも、鍛冶の影響ではないかと思ったり。ふいごとか。ってか俺の中ではあの神様は一目蓮さまなわけですが。
鍛冶と言うのは「地」中の金属を「風」で制御した「火」でもって精錬し「水」で冷やす四大の賜物。褒めて称えてしかるべし。
さて柳田センセのおっしゃるには、妖怪とはかつての神や神話の目立つ部分のみがピックアップされて出来た存在とのこと(零落した神、という表現をなされた)だ。
一つ目小僧とかいう存在も、そういうものではないかと考えていくと
金属製品が世に溢れ、その加工技術が珍しいもの、貴重なものではなくなったという証かもしれないが、それはそれで危険なことですね。色々な意味で。
一つ目の妖怪が神性を取り戻すときというのは、何らかの事情でこの世界から金属加工の技術が衰退したということだろうから。
唐傘小僧の一つ目は、傘に空いた大穴であろうから、あれを一つ目妖怪とは認識しない。
そういえばフンババも一つ目で、口から炎を吐いたのでしたっけ? 森に住む金属加工技術者集団だったのかもしれませんな。
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川赤子について書いたときに、ふいと思い出したこと。
聴覚だの嗅覚だのに訴える妖怪だなどと言ってましたが、触覚に訴えるこいつを忘れてはいかんのではないかと。で、だらだら書かずじまいでしたが、年越しに変なもん脳内に置いたままというのも気分悪いので。
道を歩いていると、時折何かが足に絡みつく感覚がする。不審に思って見回しても、なにもそれらしいものはない。
以上。そんだけ。日常生活でもよくお目にかかる妖怪ですよ。いや見えないんだけど。
映画「妖怪大戦争(2005年版)」に、この妖怪の名前でヌイグルミ然とした何かが蠢いていました。あの映画には色々言いたいことがある。シナリオはいいが、主に妖怪の造りとか加藤の凄みとか。あんなん俺らの愛した加藤じゃないやい!!
あと妖怪大戦争のリメイク謳って全然別物というのも、実際どうかと思うよ。
聴覚だの嗅覚だのに訴える妖怪だなどと言ってましたが、触覚に訴えるこいつを忘れてはいかんのではないかと。で、だらだら書かずじまいでしたが、年越しに変なもん脳内に置いたままというのも気分悪いので。
道を歩いていると、時折何かが足に絡みつく感覚がする。不審に思って見回しても、なにもそれらしいものはない。
以上。そんだけ。日常生活でもよくお目にかかる妖怪ですよ。いや見えないんだけど。
映画「妖怪大戦争(2005年版)」に、この妖怪の名前でヌイグルミ然とした何かが蠢いていました。あの映画には色々言いたいことがある。シナリオはいいが、主に妖怪の造りとか加藤の凄みとか。あんなん俺らの愛した加藤じゃないやい!!
あと妖怪大戦争のリメイク謳って全然別物というのも、実際どうかと思うよ。
某所で「水辺で泣く妖怪」の話が軽く上がっていたので、久々に。
川赤子、川辺や沼地で子供のなく声がする。探しに行ってみたら別の場所から聞こえる。そっちに行ったらまた別の場所から…やがてドボンと水にはまる。
日本は水場が多いので、こういう事故もたくさんあったのでしょう。
別の名前でも呼ばれることの多い、けっこう各地にいる妖怪の模様。
正体は河童だのカワウソだの狸だのと…このへんもありがち。
視覚で惑わす奴はウィル・オ・ウィスプ、いわゆる鬼火だが(ふらり火なぞも明らかにウィスプよな)、こいつらは聴覚に訴えるのが特徴ですね。
水木先生はまさに名前の通り「川から顔を出して泣いている赤ん坊」の絵を描いてらっしゃったが、実際にはそんな姿はしてないだろうと思うw
まあ正体もわからんので、じゃあどういう格好してるんだと言われても困るわけだが。
川赤子、川辺や沼地で子供のなく声がする。探しに行ってみたら別の場所から聞こえる。そっちに行ったらまた別の場所から…やがてドボンと水にはまる。
日本は水場が多いので、こういう事故もたくさんあったのでしょう。
別の名前でも呼ばれることの多い、けっこう各地にいる妖怪の模様。
正体は河童だのカワウソだの狸だのと…このへんもありがち。
視覚で惑わす奴はウィル・オ・ウィスプ、いわゆる鬼火だが(ふらり火なぞも明らかにウィスプよな)、こいつらは聴覚に訴えるのが特徴ですね。
水木先生はまさに名前の通り「川から顔を出して泣いている赤ん坊」の絵を描いてらっしゃったが、実際にはそんな姿はしてないだろうと思うw
まあ正体もわからんので、じゃあどういう格好してるんだと言われても困るわけだが。
正式名称:金毛白面(または玉面)九尾の狐。玉面とは人の顔のこと。ガクガク
印度から大陸を渡り日本へやってきた、とされるが、あちらにはそういう話(東の国へ渡った話)は無いようだ。
日本へ来た後は時の帝の側室に化けて恐慌を巻き起こそうとしたが、ばれて討たれたことになっている。この後の話も少しだけあるのだが、仏教説話としてくっつけられただけではないかと思う。
なお正体を見破った陰陽師は安部姓の者(名は伝承により違う)であり、安部家というと当然有名な晴明様より狐の血が混じってるわけであります。これだけ妄想しても一本話が書けそうだね。
蛇足:中国語版Wikipediaで「九大神獣之一」のような書き方がされていたのでドキドキしながら調べてみたが、どうやらナルトの尾獣のことであったようだw
印度から大陸を渡り日本へやってきた、とされるが、あちらにはそういう話(東の国へ渡った話)は無いようだ。
日本へ来た後は時の帝の側室に化けて恐慌を巻き起こそうとしたが、ばれて討たれたことになっている。この後の話も少しだけあるのだが、仏教説話としてくっつけられただけではないかと思う。
なお正体を見破った陰陽師は安部姓の者(名は伝承により違う)であり、安部家というと当然有名な晴明様より狐の血が混じってるわけであります。これだけ妄想しても一本話が書けそうだね。
蛇足:中国語版Wikipediaで「九大神獣之一」のような書き方がされていたのでドキドキしながら調べてみたが、どうやらナルトの尾獣のことであったようだw
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プロフィール
HN:
双葉稀鏡
性別:
男性
趣味:
TRPG
自己紹介:
いつもは別のハンドルを使っている。
某MMOの属性武器の通称と同じなのは嫌なので、こっちを名乗る。
某大学RPG研究会OB。
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