言葉にしづらいのだが

因果応報
物事には原因と結果があり、それは確実に（しかし複雑に絡み合って）物事から物事をつないでいるということ。
そこに善悪は存在しない。原因と結果があるだけ。

100円入れたから100円分のジュースが出る、という意味ではない。
硬貨を入れる部分に硬貨と認識されるもの（その機構云々も因果であるが）を挿入して適切な操作（ここも因果が絡む）を行い、かつ機械がそれを適切と（様々な因果の結果）みなしたからジュースが出るのである。

良い事したから良い事が返るよ、なんていうのは因果応報の理ではない。
でも『良い事したら良い事が返るよ』と言うと世間は「自分が良い結果に預かろう」とした欲に満ちた人間により、良い事で溢れかえるであろう。つまり結果的に良い事になるのだ。このように間違った論述を用いて人を正しい方向に導くことを方便という。

経文を学んで悟りを開いた者を聖と言う。
経文を学ばず、ゆえに迷いとは何たるかを知らぬものを凡夫と言う。
迷い知らぬがゆえに悟ろうと迷わず、悟りを知らぬがゆえに悟ったと勘違いして高慢にもならず。ゆえに凡夫と聖は同じもの。一味なり。

多少経文を齧ったからとて高慢になり他者を見下す者を天狗という。
くそったれが。