読書絡み

朱鷺田先生のブログにて、井上雅彦さんから「トーク企画にて作品を紹介してもらったお礼」なるメールが届いたと。
異形コレクション・憑依には好きな作品がいくつかあり、
井上さんの「抜粋された学級文集への注解」もその一つ。
クトゥ系の雰囲気を散りばめつつも特殊な名詞は伏せ、
コックリさんや妖怪を絡めたお話ですね。

さて異形コレクションといえば、最新刊が「Ｆの肖像」です。
フランケンシュタイン博士とその被造物、がモチーフ。
こちらにもクトゥ系が１つ。小林泰三さんの「ショグゴス」。
まあ、あの奉仕種族をモチーフとした作品ですが、クトゥ系特有のにおいはせず。
シンプルにわかりやすく、あの三原則やら生命倫理やらをからめた作品。
こういった使われ方だと、クトゥ系も苦手に感じませんね。

ところで「Ｆの肖像」を読んでるうちに、ちょっと驚愕したこと。
寄稿者に意外な名前が
黒崎薫・・・和月嫁だと！？
井上さんの序文にも、エンバーミングについて軽く紹介されていた。
今後も黒崎さんが参加されるのか、フランケンシュタイン関連で特にお呼びがかかったのかは不明。

さて、次は古代文明とかオーパーツとかモチーフに、
朱鷺田先生呼んでもらったりしませんかね？ｗ

最後に「Ｆの肖像」について、もう１個驚きのこと。
西行法師に触れてる作品が１つしかない？
もう少し使いやすいネタだと思うのだがなぁ。だからあえて敬遠されたか？

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追記
読み直して思うが、「ショグゴス」
これ、人造人間というより進化論のほうがしっくりいく話かもなぁ