セッションレポ：メガテンキャンペーン第一回の２

セッションレポ：メガテンキャンペーン第一回の１
お待たせしました、駆け足レポで申し訳ありませんがっ

公演終了後、実はオペラ座に入った客と出て行った客の数が合っていないことが判明しています。出て行った人が少ない。色々調べてみると、客席の椅子の下、かなり奥のほうに地下へ続く穴が空いていることが判りました。
地下にこっそり下りていった小夜子は、明らかに人為的に作られただだっ広い地下通路に降り立ちます。そこでドロドロに溶けた顔を持つ陸軍歩兵（？）に襲われ、実体化させたマーピィとともにこれを撃退。同じく客席下の穴から降りていた渡嘉敷記者を発見し、連れて帰ろうとするが「後輩を探し出すまで帰れない」と言い張られ、仕方なく渡嘉敷の知合いである警官（越智です）を呼ぶように小間使いに頼み、探索続行。

権俵 豪造（ごんだわら ごうぞう　女・21歳）
神田オペラの小間使い。女･･･女です･･･。即興で作られたＮＰＣ。
田舎から上ってきた、純真無垢な女性。特技は空手と牧畜。
「うっす、皆さんのお言いつけなら、なんでもやるっす！」

呼ばれた越智と、小夜子に会いに来た春原、それについてきた明日江が揃う。
小夜子が地下にいると聞いて行きたがる春原たちであったが、さすがに警官のはしくれ越智が制止する。
越智「ああ、邪魔だ邪魔だ。民間人はそのへんに放り込んどけ」
権俵「うっす、放り込むっす」
かくして地下に下りていった越智、手近な穴に放り込まれた明日江、春原が小夜子たちと合流。
明日江「礼威奈さん、お姫様抱っこで受け止めます！」
春原　「あらぁ、ごめんね明日江くん」
越智　「いいから、おまえらさっさとどけ！」
御約束です。
権俵の嫌がらせじゃないよ？　言われたことをきっちりやるだけです。想像力とか機転とかは期待しないで下さい。実直なんです。
さて合流したＰＣ一行＋渡嘉敷記者は、さらに２体のドロドロ歩兵に襲われ、からくもこれを撃退します。
小夜子「レベル上げろー！」
ＧＭ　「ボスじゃないからねぇ」
小夜子とマーピィは二戦連続なので、ボロボロ。他の３人は結構ピンピンしてます。攻撃が当らなかった明日江は精神的・立場的に危機ですが。
ともかくオペラのお客さん１名と矢沢記者を確保。どうやらドロドロ歩兵たちが人を攫っては、なんかの機械の前で惨殺してた模様です。その機械とは･･･マグネタイトバッテリー。これで悪魔を倒した時に出るマグネタイトを収拾できるようになりました。さっきのドロドロ歩兵たちの分も入ってます。
そこへ不意に声がかかります。陸軍大尉の服装をした男が、拍手しながら歩み寄ってきたのです。
「軍規により詳しい事は言えないが、さっきのは実験の失敗作だ。廃棄したはずが逃げていたらしい。君たちにはこの事を内密にしていて欲しい。軍としても手荒なことはしたくない」
この男が外へと案内してくれて、とりあえずの事件は終わったかに見えました。

矢沢記者（女・20代）
弱小新聞社・ケントー新聞の事件犯罪担当記者。熱血に見えて実は泣き虫だったり、ちゃらんぽらんに見えて命をかけて取材に突貫したりする。つまり、うるさい。

翌日、皆けっこう色々好き勝手に動きます。
活動写真の件を断りに伊丹の住む長屋に向かった春原と明日江。しかし伊丹はさほど落胆もせず、むしろ明日江を被写体として興奮気味。曰く「人間は自然に囲まれて生きるべきだ。美しさとは強さだ、強さとは野生だ」ちょっと引き気味の春原、嬉しそうに柔道の型を見せる明日江。とりあえず辞去。明日江はこのあと執筆活動に。

小夜子は父である代藤中将へ、昨夜の件を問いただしに行く。
中将　「軍の機密なんだけど、可愛い娘の質問だからねぇ。あの地下道は、軍隊を帝都内で円滑に移相するための秘密通路計画の名残でね。先の震災で頓挫したけど」
小夜子「それを聞いてるんじゃありませんっ！」
中将　「ひ、ひどい。機密事項教えてあげたのに･･･」
話にならない、と話相手を兄・定に変えてみる。が、いらぬことには手を出すな、と怒られる。

代藤 厚臣（しろふじ あつおみ　男・50歳）
男に厳しく女に甘く、部下に優しく子供に甘い。つまり娘にダダ甘な陸軍中将。
彼の秘密は後の話で明かされる･･･かもしれない。

ケントー新聞で渡嘉敷に話を聞く越智と春原。越智は「軍も出てきたし首は突っ込まない」と言うのだが、春原は好奇心で動きたがっており、渡嘉敷からも何か調べて分かったら情報料を出す、と言われる。
その渡嘉敷が調べてわかったこと。地下であった軍人は碇 相馬（いかり そうま）陸軍大尉。しかし最終経歴がそうなだけで、現在陸軍に所属しているかどうかも不明とのこと。かつては代藤中将の部下であったらしい？

さて夕方、恋愛小説を書いていた明日江君は、書きあがった原稿（仕事早いね）を「そうだ、オペラにしてもらおう！」と神田オペラに駆け込む。が「これは小説、台本ちゃうわ！　台本にしてから持って来」と一喝される。しかしめげない明日江君
明日江「じゃあどこかこのへんの邪魔にならない所で書かせて下さい！」
支配人「じゃ、あの穴の中で」
深く静かに潜行せよ。
しかし、（文字通り）地下で執筆活動を続ける明日江の耳に、歌声が届いた。
？？？「美しさは～罪～♪」
小夜子「ボスだー！！」
越智　「ボスだな」
小夜子「皆集まれ、今回のボスだー！！」
なんなんだその反応はっ！？
歌声は失踪していた看板女優・河田 希望（こうだ のぞみ）のものだった。

河田 希望（女・17歳）
一本ネジの外れた女優。言動の各部になんだかアレな雰囲気が漂うが、アレなのでアレなんです。仕方ないんです。ほらアレですよ、悪気はないんです。なにより優秀なんやから、多少アレでも気にせんわ。ゼニのためやゼニの！

ドレスの上から振袖着ている不思議な格好で、「お客さんがいないなら帰りませんー」などといつにも増して不思議な言動をする希望。実は妖怪・小袖の手に魅了され、多くの人の前で踊りたいだけの罪のない行いでした、えへ♪
などという真相はさておき、色々と召集かけたり偶然居合わせたりで揃ったＰＣズ、攻撃を仕掛けます。いや、いいんだけどね、この小袖の手も結構ヤバいので。
明日江「絞め！　あ～失敗」
ＧＭ　「行動失敗に反応して割り込み行動、柔道着の裾を爆弾に変える！」
マーピィ「バイツァダスト！？」
ＧＭ　「Yes.Yes.Yes.明日江に無属性、他全員に火属性ダメージ。振袖火事～！！」
小袖の手への攻撃をカバーに入る希望を止めるため、マーピィがファイナルヌードで魅了したり。
ダメージが蓄積してきたらマーピィの癒しの歌で回復したり。すごいぞ、マーピィ。
そして頑張れ、明日江･･･なんかダイス目が良くないか、ＧＭの回避が良かったり。
越智　「サーベルが折れた！　命運で振りなおし。また折れた！」
あんたも頑張れ。
春原　「シュアショットで撃ちます」
ＧＭ　「相性・物半減ー。ちびっと通った」
小夜子「だから銀の弾丸にしなさいって言ったでしょー！？」
などと言いつつコンスタントに削ってきますね、この怪獣娘は。
まあそんなこんなで、妖怪を退治しておしまいです。
看板女優も無事戻りました。
陸軍の謎を抱えたまま、第二回へ続くのです。

ええ、実際にはもっといろいろあったんですよ、明日江が権俵を口説こうとして玉砕したり、明日江が希望に背中踏まれて嬉しそうだったり･･･
明日江「でもまだ礼威奈さんが一番ですから！」
まだ、まだね･･･くっくっく