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適当に駄文。 書き物は妖怪メイン・・・でもないかも。 TRPGとか電源ゲーとかの話も。
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延ばし延ばしになってた、黒猫夜氏のブログにおけるちょっとした会話よりの愚考。
以下、黒猫夜氏の発言

「事象」は「名称」を与えられることによって、人の意識の対象となり、それは「概念」となる。これは、名称を持つ「物」でも同様に「概念」となる。概念は絶対的なものではないが、個々人の意識の中において「事象から発生した概念」と「物から発生した概念」に本質的な違いはない。

この下から俺の愚考

+ + + + + + + + + +
さてさて、『事象』と『物質』との違いって何さ?
火山が噴火した。これは『事象』。噴火した火山自体は『物質』。
『物質』? 本当に? それはただの土砂の堆積ではないの(いや火山なら盛り上がりか)?
俺の目の前にあるPS2.これは『物質』? 精密機械の集まりという『事象』ではなく?
命名されることによって人の意識の対象となるということは、逆に言えば命名されなければ上記のように「え、これってなんだろう?」という曖昧模糊とした状態として認識されるということか。なるほど、理解できる。

だがしかし、命名さえしてしまえば、それは『概念』として同じ物と認識してしまっているのか?
『事象』『物質』という『概念』すら、まず命名されることによって個人に『認識』されてしまっているというのが現状である。この時点ですでに『認識』されていないモノを語ることはできない。なぜならそれは『概念』として成り立っていてはならないからだ。(『認識』されてない故に話題に上らせることができない、でも可)
つまり黒猫夜氏の考え方で行くと、「まず人がモノに名前を与え、それによってモノを具体的に認識する。名前を与えられていないものは概念として認識できないため、曖昧模糊のままである」ということになる。
さて人間は曖昧模糊のままで認識することができないものに、『命名』という行動が取れるであろうか?

俺が思うに、人間はまず『事象』を『認識』したあとに、その認識をより明らかにするために『命名』という行為を行うのだ。
まず『事象』ありき。『物質』というものは存在しない。というより『物質』自体が『事象』である。山という物質は存在しない。土砂という物質も存在しない。素粒子(これすら物質だが)が集い結合してさらに集ったという『事象』により、そこにソレが在るのだ。これに「山」という『命名』をほどこして、初めてそれは『物質』として存在する。

だが世の中には『事象』として存在しないのに、『概念』として『認識』されるものがある。
国家。
「民族」ならば判る。血の繋がり。遺伝子の継承。
「文化」も判る。一連の行動の流れ、それを伝統として伝える流れ、それを発展させる流れの延長線。
だがしかし、「国家」とは?
「民族」や「文化」、生活集団の1単位「家族」、そのさらに集合である「地域」、そういったものをまとめて、そこで「国家」と命名する?
それは『事象』や『物質』から生まれた『認識』ではない。「国家」は『事象』として存在しない。無論、『物質』としても存在しない。『命名』されることによって既存の『事象』(含『物質』?)を一括りに『認識』させんとして造られた、実体無き『概念』である。

エジプト脱走奴隷が10条の約束をかわした自称神様は、その約束の中でこう言った。「俺の形を造ろうとするな。俺の名前を呼ぶな」と。
命名させぬことにより、それは人の認識からわずかに解き放たれる。形状を持たぬ故に能力の限界や弱点を持たぬと同じように、認識されがたいがために何処にでも存在し、いかなるものにも干渉できる。同時に認識されがたすぎて、いろいろ問題も引き起こしたが。
敬虔なるなんちゃら教信者なら、十字架も教会も聖句も無しで、そこに神を感じることができる。

認識に名前は必要ない。なぜなら「まず認識して、そのあとで名前をつける」からだ。
より根源だけを見ようと思うなら、名付けられた『概念』から名前を取っ払って見て、改めて認識しようとしてみればいい。そこに「山」は無いかもしれないが、「なにかの堆積」は存在する(堆積という概念も消し去れれば完璧だ)のだから。それが真の姿だ。
「山」は在る「川」は在る「海」も在る。だが国境は存在しない(いや鉄条網や地雷原は存在するかもな?)のだ。
俺たちは何に縛られている?
・・・なんてな。日本人の大多数を占める大和民族として生活してきた俺としても、完全に実感できてるわけではないのだけど。
大戦後の島国に生きてきた俺らには、国境=大海だったりするからねぇ。
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無題
コンピュータ科学者が名付けた "hoge" は名前は存在するけど概念は存在しないよね….

ところで,天に出てきたガン牌使いは,逆に認識力を強化するために多くの言語の文字を覚えていた.
rero 2007/06/12(Tue) 編集
Re:無題
>ところで,天に出てきたガン牌使いは,逆に認識力を強化するために多くの言語の文字を覚えていた.
ほー
確かにそれも方法の一つだと思う。
様々な文化に存在する様々な認識方法で世界を見るというやり方。
一方向から見た景色が不完全なものであるなら、完全なものを感じるために目を閉じる方法と、多方向から見る方法の二通りがあるだろう。
どちらにも陥穽はあるけども、最終的に行き着くところは(行き着ければな)同じ物だ。
 【2007/06/12】
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