むしろ愚考なんだけど

正義に関する続き。いろいろとコメントいただいたが、それに対する答えというか補足･･･なのか？

まず根本的に俺の考えている正義とは、その内実に一切の暴力的要素を含んではいない気がする。
つまるところ相手がどんなクソ野郎でも、そいつを殴った時点で正義終了。
そういう人間が「正義の味方がＴＲＰＧで表現できない」と言ったところでどうにもならん気がする。

ちなみに無抵抗主義は嫌いだ。もっと嫌いなのが「他人を救うために自分の命をかける」奴だ。
いや、双方とも普段は気にしないのですよ。むしろ好感を覚えるかも。
ただこいつらに「正義」や「美徳」のレッテルが貼られた瞬間にとてつもなく大嫌いになる。
他人を救おうとして果たせず自分も死んでしまった某国映画化の事件など、本人ならびに関係者には悪いが俺にとっては下手をすると罵倒しかねない行為に見える。自分の力量を正確に測れず、さらに多くの人間に迷惑をかけてどうするか、と。無論救えていれば、そして本人達も生きていればここまでは言わない。結果論的に愚行であった、という事実を美徳のように称える行為が気に食わないだけである。

ＴＲＰＧの話に戻る。

まあ結局なんですよ。多分俺はヒーローが苦手ではないのかな、と。
（いえ変身ヒーローとかは好きですよ。ただあいつらを正義と呼ぶには躊躇いがあるけど）
ＰＣ達を「正義」や「超人」と規定されると何故か不平を感じてしまうのですね。

「自称正義」が自分より弱い奴等をなぎ倒し、自分より強い奴には数を頼みに襲い掛かる。
「超人っぽいの」が一般人をひねりつぶし、超・超人相手には一般人のごとく徒党を組む。
そう感じている。
（主にアドベンチャーやノベル）ゲームやラノベ・漫画・アニメでは超人対超人の一騎打ちとかそういう燃える展開は多々あるわけですが、ＴＲＰＧでは難しいな、と。可能かもしれんが、闘ってない人たちちょっと手持ち無沙汰だしね。このへんは多人数で行うゲーム、という制約もかかってる気がする。

俺にできること、俺が納得する方法というのがつまり「冒険者が障害を乗り越える」ことだったり、頑張っても「ＰＣ同士で争いあう可能性が有るから徒党にはならないよ」とかそういう変化球のようなものばかりで、事実そういうものでの満足感というのは結構あるのだが。ＰＬであれＧＭであれ、ね。

ああ、俺は何が言いたいのだろうｗ
魅力的な悪役、とかとは出発点が同じでもまた別のお話のような気がしますです。
遊ぶ時にくだらん思想をもちこむな、ということかもしれません。
ただ俺がＧＭのときは、ＰＣたちにはできれば悪であってほしくないので、たいてい人殺しはさせてないのですよ。たぶん、そのはず。ああ深淵は除くｗ
人を殺しさえしなければ悪ではないのか？などと自問自答しつつ今日もゲームやりながらシナリオねってます。俺が漠然と持っている正義を具象化したら、ゲームになぞならんという予感はするのだがな。
グダグダのまま終わる！　気がむいたらまた今度！！