書いてたら別物になったので分割。
1個古い『高い=偉いのはグローバル?』も併読していけると幸い。
「擬人化」って物に精霊が宿る、物自体が神であるという概念に似ているな。似ているどころか、基本的には同じところから派生しているのではないかと思わんでもない。
服装や性格を「属性」という分類によって記号化するということは、呪術形式の「礼」に似たものを感じないではない。具体的に言えば「眼鏡をかける=真面目そう」というイメージは、「白い服を着る=穢れていない」というのと同じだよなっつーこと。
「白い衣を着て湧き出したばかりの滝の水に打たれることで、穢れを払ったとみなす」という概念は「ポニーテールで半ズボンを履き一人称をボクとすることで、活動的な少女という記号を付加する」のと同じであるまいか?
呪術というのが日常生活に密着して生まれてきたのだから、日常から同形式へ再発生するのはおかしなことではない。そう考えると、現在の純粋な呪術というのは我々ヲタクの中に見出せるのかもしれない。
よし、色々小分けして考えてみるじぇ
まずは・・・・・・っていうか呪術のパターン化とか今更ウゼぇ。酔った勢いで適当に書くのでついてこいおまいら!
相似呪法「似ているものは同じ物!」
ぶっちゃければ藁人形。同じ名前のものが痛めつけられれば自分も痛い、とか。
かなり原始的な呪術だ。だからこそ呪いとしては強力だぞ。郵便受けに自分の名前張られた藁人形が五寸釘刺して入れてあったら、しばらくすげー憂鬱だろう?いや経験無いけどな。想像したくもない。これが呪いだ。
まあ上は極端な例として、どうしても欲しい物(者)があるとき、それが手に入らないなら似ている物にその名前をつけて代替手段とすることは、別段おかしいことではないと思うよ。無論、できるだけオリジナルに似せることは必要だ。名前をつける=そう呼びかけることであるし、姿形が似ていれば当然感情移入度は増す。当然代替手段であるために、「必要とする目的」がまがりなりにでも達成できるのは重要だ。藁人形に釘が刺せるのは、すごい重要な機能だろう?
さて、抱き枕。もういいな? 何も言う必要はないな? 1/1ドールとか言わせるなよ。
宣言呪法「口にしたから現実になる」
縁起が悪いから口にするな、という禁忌は結構ありますな。同じです、というか逆手にとったというか、むしろこっちが原義だと思うのだけど。同じ呪うにしても、「××死ね!」と叫ぶことで威力が増すという。はるか昔の呪文(ああむしろ呪言と呼ぶべきか)の大半はこれだと思うのだよ。
これが呪法として成り立った背景っていうのが、いや相似呪法と同じだと思うんだがな。口にする、代替手段を用いるということは、大きなストレス発散に・・・現代科学的に見れば、っすよ。俺呪術信じてるし!
ともあれ、宣言するということは、大きな霊的(心理的にも)力を持つ。というわけで「第5期猫娘は俺の嫁」。
儀礼呪法「こういうふうに行動したから、こういう扱いです」
以前「礼」を扱ったマンガを見て「礼が魔法かよ」と嘲笑った友人が居たが、魔法ですよ?
頭を下げれば下手に出ている、両手を高く上げれば反抗の意思が無い、これらはすべて昔の理屈によってしか成り立たない。現在この状況でも容易に攻撃できる武器があるだろう? しかし礼儀は廃れない。
わかりづらいか? 「昔から、こういう行動をしたら、こういう扱いを受けると決まっているんだよ」という不文律が礼儀である。これを理解してもらえばOKなのだが。その不文律こそが呪術である。無論、これまでの呪術が多くの場合そうであるように、それ以上に、同じ文化圏でないと効果は薄い。
これの現代版はすでに書いてるな。衣服や一人称、語尾によるキャラクターの記号化。これこそが礼である。
なお、大抵の呪術はやがて「礼」の範疇に成り下がる。成り下がるって言い方は悪いが、慣例的に威力があったから同じ呪文を唱える、という文化的時代的背景を無視してやがて理由も出展も不明な鵺的作法がまかり通るのは、呪術がその本文を捨てて儀礼呪法へとシフトしたからである。
模倣呪術「アレと同じ事してるから、アレと同じくらいカッコいい」
相似呪法の一分類なのだが、あえて分割。
かつての英雄の服装、言動をなぞることで、その強さを得るもの。また神格化されたその存在を慰める、という理由も比較的高度な文明になってからは持ちうる。
神楽ですよ。故事をなぞることで、その故事を周囲に知らしめることが主な目的なのでしょうが。英雄の映し身となる俳優に同じような力を感じることで・・・
ああウザくなってきた。コスプレ、声優のアイドル化、もういいか!? 異見があったら後日受け付ける。
音律呪法「トランスとらんす♪」
大声で歌うのは気持ちいいね。グルグル踊ってるとハイになるよね?
人間の体ってのはそういうふうにできてるんです。主に血液中の酸素の作用で。あと三半規管?
っつかこれは呪法のなかでも手段に分類されるべきであって、前述のものとの組合せで無いと作用しないだろう。原理ではない。すくなくとも呪術的にはな。
歌って踊ればストレス発散できるよ、という科学的根拠においては、むしろ今までのものより効率が良いかも知れん。で、現代ではどういうふうになってますか? 歌と踊りが消えた時代なんてないですよ。
以上です。本当はもっと色々分割分類できるのだろうけど、今はこれが精一杯。
さあ寝るぜ。飲み会にじゃねぇサーオリに顔出さないとな。可愛い後輩たちが、人数足りないとか言ってるし。おやすみ。
・・・・・・
うっは、更新せずに消してしまったw
コピーとっててよかったね俺。
某MMOの属性武器の通称と同じなのは嫌なので、こっちを名乗る。
某大学RPG研究会OB。
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