電話・手紙嫌い

うん、嫌い。だってニュアンス完全には伝わらないんだもの。
相手がどんなこと考えて前の一文を聞いて、読んでくれたのか。そのあとの言葉をどう取ったのか。
まあ正直、顔を合わせて話をするのも得意ではない。それでだって多くの行き違いがあるのに。
でもだからって、どうせ完全には伝わらないのだからって、心無い書き方をするのは寂しいことだと思う。

異見が出るのは自分の思考が完全ではないから。筋違いの意見と思われるものが出てくるのは、自分の言葉が勘違いされるほど未熟な紡ぎ方をされたものだから。
ある詩人は、老母に意味がわからなかった部分は、わかってもらえるまで書き直したという。
それが全てではない、形式や格式を重んじることもあろうけど。
でもたまにはそういう考え方も必要ではなかろうか？
獣が言葉を持たないとは思わないのだけれど、おそらくは多くの獣たちより細分化された言葉を用いる人間なのだもの。その獣たちが行わない同族間戦闘に言葉を使うのはやめたいね。

これ以上ゴタゴタが続くなら、それを調停するどころか自分が一枚噛んでしまっている状態を収めることが出来ないなら、周囲の巻き込み方を含めて自分の身の振り方を改めて考えたほうが良いかもしれないね。
大きく声を出して言うつもりはないけれど、ここを見てくれている俺にとって大事な、数少ない友人（と思わせてもらっている人）たち、多分何に対して言っているのか分かってくれると思うので、少し個々で考えてみないか？
俺は俺を含めた年寄りたちとも、まだ顔も名前も一致しない若人たちとも、できるだけ縁をつないでいたいのだけど。きっと皆そうだと思っているのだけど。
もしそうでないというなら、この状況を続ける前に、はっきり口にして言ったほうが、御互い傷つく時間が少なくて済むのだし。そりが合わないのなら、早目に分かれたほうが尊重しあえると思うしね。