今週のセッションレポ：メガテン

まだ続くぜ、土曜深夜の部。システムは牙椰子氏作のメガテン改造版。ＧＭは俺。

 ＰＬに一言ずつキーワードを書かせ、それをシナリオに盛り込む即興タイプ。シナリオをあらかじめ考えないでいいのが利点だが、全体の完成度はやはり難がでる。とはいえキャンペーン中に想定外のことが起こったときなぞは、こういうアドリブの積み重ねが物を言うのだ。･･････毎週これってのも芸がないけどな。反省。
キーワードは「ゆうえんち」「室内プール」「ダメ人間」「ジョジョ立ち」「民芸品」。遊園地と室内プールはＯＫ、すぐにシナリオの骨子が出来た。ジョジョ立ちするダメ人間？まかせろ、ダメ人間のロールプレイは大の得意だ。だって素でできる。問題は民芸品か。ここはやりながら解決することに･･･っつってもだいたいのイメージはできている。

時は12月初旬、事件の場所は東京デスティニーランド（ＴＤＬ：実はメガテン公式設定だぜ）で、内容は「着ぐるみが暴れ出した」ってことに。でかい耳のネズミとか、あれですよ。
警視庁所属のキャラがいたので、これ幸いとここを通してデビルバスター達に依頼。芸はないが、まあスタンダードだと思うのですね。デビルバスター達は人質に取られた観光客らを救うべく、日本最大の遊園地へ突っ込むのでした。
ジェットコースターを高速で引きずりまわす犬（の着ぐるみ）や観覧車を高速で回すネズミ（の着ぐるみ）を破壊し、相撲で戦う熊（の着ぐるみ）がファンブルで自滅するのを横目に事件の中心点を探るＰＣ達。オカルトにある程度の知識のあるＰＬがいたため「呪詛返しの要領とかで術者の場所わかるんじゃない？」と聞かれる。こういうのってＧＭ任せなんだよね、このシステム･･･って、提案者はシステムいじった牙椰子氏本人じゃないっすかｗ。
COMP使いの失敗やら活躍やらのあとで呪詛の中心点が「TDL氷上ショー」のテントであることを確認したPCは、そこへ乗り込む！　待っていたのはタイガーマスクのプロレスラー。空調をいじってスケートリンクは溶けきって室内プール状態に、そして観客を叩き込んで「ふはは、これでクリスマスなどと浮かれている気持ちも引き締まったろう」勿論JOJO立ちでゴゴゴゴゴですよ。
「何が目的だ？」と問い詰めるPCに「ネロとパトラッシュの命日が」とか「貴様ら、赤緑団のものか」とか某マンガの影響受けまくった台詞を吐くタイガーマスク。PLたちに「ダメ人間だ」とか「いつもの変態NPCかよ」とか無茶苦茶言われるタイガーマスク。マント型COMP（マントの裾をさばくことで悪魔を召喚する）というカッコいいものを持ちつつも、なんかケチ付きまくった状態で戦闘に入るタイガーマスク。
プロレスはショーである。あれは格闘技を「魅せる」ことに体を張った人たちの、魂をかけたショーである。この辺は語ると長いので割愛するが、とりあえず結論を言おう。
「俺は貴様らに負けたのではない、プロレスに殉じただけだ！プロレス最強！！」。
魔法使いの格好したネズミやガチョウの着ぐるみ、民芸品の木彫りの熊（着ぐるみが足りなかったので調達）に悪魔を憑依させてともに戦うも、必殺のツープラトン・スリープラトンがいまいち振るわず（いや、最大の問題はアピールに失敗しまくったことか･･･）本来の実力を発揮せぬまま、ボスは沈んだのでした･･･。

基本的に一本道ですね。TDLのマップを簡単に作って「右回り・左回り・中央のお城、どっちに動く？」とかやってましたが、つまりは戦う雑魚が微妙に違うだけでした。
戦闘が楽しいシステムにおんぶにだっこ、GMとしてどうかとおもうのですよ。
今期キャンペーンは色々考えてシナリオ作ってますが、単発への意気込みが足りてないな。なんかきっちり作ったものを夜にやってみるかいのぅ。メガテンより深淵向きだがな、そういうのは。で、俺がきっちり作ると、なんかPCまでプレロールドになっちまうんだ。極端から極端にしか走れない人なのです･･･。